水もしたたる…

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OLYMPUS E-30 & ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD



シャッタースピード 1/320
絞り F5.0
撮影モード 絞り優先
露出補正値 -0.3EV
感度 ISO100
焦点距離 200mm(35mm換算400mm)
測光方式 評価測光
記録方式 RAW
現像処理 SILKYPIX Developer Studio Pro
WEB最適化処理 Photoshop Elements 6.0


ちょっとシンプルな画面構成で攻めてみました。
屋外での撮影ですが、まるでスタジオで撮ったみたいですね…

近々E-30が2台体制となるにあたって、このところE-30を持ち上げすぎのような気がしたので、今日はちょっとネガティブな話を…

先日、E-30のファインダーでも問題ないという趣旨のことを述べましたが、これはあくまで私と相性が良さそうだという話で、平たく公平な目で見ると決して手放しで褒められるファインダーではありません。
ピントの山はそこそこ掴みやすいですし(私の感覚的にはE-3とE-1の間くらいで、E-3よりはちょっとだけ掴みやすいけどE-1ほどではないという感じでしょうか…)、像の大きさも決して大きくはないですが小さすぎでもない。
しかし、やはりファインダーの開口部の狭さによるケラレは付いてまわりますし、接眼レンズが奥まった凹レンズ状になっているためなのか、ラフな接眼では像が歪むことがあります。
このあたりはもう少しがんばって欲しかったな~…という気がしてならないのですよね~…
像の大きさは正直この大きさで充分なので、せめてもう少し素直なファインダーにしてくれたらよかったのですが…

それから、やはりプラスチックボディですので、金属ボディのE-3と比べてしまうとちょっと質感が劣ります。
まあ、このあたりは使う人によってはメリットとなり得るところですのでなんともいえないのですが、カメラの所有感を大事にする方には物足りなさは感じるのではないでしょうか。

じゃあ、何故にE-3を手放してまでE-30…という話ですが、一言で言うと優先順位の問題…ということでしょうか…

私の場合、被写体が静止していることがほとんどですので、多少ファインダーが難ありでも問題ない。
MF時のピントの山の掴みやすさはちょっとだけ重要視しますが、裏を返すとそこさえちゃんとしてくれていれば、多少像が暗くても小さくてもいい。
むしろ、最近のカメラに多く見受けられる抜けの良すぎるファインダーは、確かにパッと覗いた時はきれいに見えるのですが、得てしてピントの山は掴みづらい傾向(そうでない優秀なものもありますが…)ですので…

それと、プラスチックボディについては、これはもう、私自身プラスチック肯定派ですので。(笑)
確かに金属ボディの質感は「いいなあ~」とは思うのですが、眺めている分には良くても、実際の撮影では重いし冬場は冷たいしであまりメリットを感じないのですよね…
まあ、ヘビーデューティーな使用環境の方は「金属でないと」という人も多いと思いますが、私はそんな環境ではカメラ自体持ち出さないですから…

そう考えると、そこそこ小型軽量で且つ高機能、ユーザーインターフェースも熟成を重ねて洗練されてきたE-30は私にとってはぴったりなカメラだったのですよね~…
絵の仕上がりについても、従来のオリンパスの絵造りを踏襲しつつ、より高画質化してますし…

E-3も今でもいいカメラだと思いますし、他社機を見渡せばもっと優れたカメラはたくさんありますが、私にとってはこれがウェルバランスということでしょうか。
どこかに突出して秀でたカメラというのも魅力的ではありますが、普段持ち出すカメラはあまり肩肘張らずに撮影に臨めるのがいいのですよね…
そもそもそれがフォーサーズを選んだ理由の一つでもありますし…

by ki_ex | 2009-01-20 01:51 | | Comments(0)