暗雲

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OLYMPUS E-30 & ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5



シャッタースピード 1/25
絞り F5.6
撮影モード 絞り優先
露出補正値 ±0.0EV
感度 ISO200
焦点距離 14mm(35mm換算28mm)
測光方式 評価測光
記録方式 RAW
現像処理 SILKYPIX Developer Studio Pro
WEB最適化処理 Photoshop Elements 6.0


相変わらず優れないお天気が続いておりますが、どうやら台風来ているようですね~…
明日、いつもの通勤経路が水没しなければいいのですが…

私はいつも荒川(関東圏の方はお馴染みかと思いますが、「東京都荒川区」のあの荒川です)の河川敷の農道を車で走っていくのですが、河川敷だけに大雨が降ると水没して道路が使えなくなります。
まあ、当然大通りを使えばちゃんと川は渡れるのですが、大雨でなくても混むのに、雨で更に混む道を使わなければならず、出勤するのにも一苦労というのが年に数回あったりします。
まあ、そんな環境で暮らしているおかげで、普段は身近に自然を感じられたりするのですけどね~…

若かりしころって、今私が住んでいる場所はとっても中途半端な土地柄だな~…と感じていて、イマイチ好きにはなれませんでした。
東京からも程近く、高速を使えば30分で都内の街に出られる距離、かといってじゃあ都会のようにいろいろあってインフラも整備されているかというとそんな事もない。
昔から自家用車は生活必需品ですし、そんな田舎なのにもかかわらずどこか誇れるような観光地があるのかというとそんな事もない。
だから、写真を撮るのも大概は都内だったり、ちょっと離れた観光地だったりしていたのですが、最近、日常的に身の回りを写真に収めるようになって、よくよく見てみるとこの何にもなさ加減がいいな~…と思うようになってきました。

こんなことを言うと地元の方に怒られるかもしれないですが、本当に何もないんですよね…
でも、だからこそほんのちょっとその辺を散歩するだけで、「あっ、こんなところにこんなのがあったんだ~…」と新たな発見ができたり、常に自然を感じられたり…
地の人たちも中途半端に都会に近いだけに、田舎にありがちな、余所者を嫌うような閉塞性もなく、そこそこ垢抜けたところがあって、それでいて田舎特有の暖かさ(悪く言えばおせっかいなのですが…(笑))もあったりして、すごく過ごしやすいですし…

灯台元暗しとは言いますが、かつては何もないつまらない土地と思っていたところが、実はとても暮らしやすくて幸せな環境だったのだな~…と今ではつくづく感じます。

by ki_ex | 2009-08-11 00:02 | 田舎 | Comments(0)