ガード下

f0121181_193747.jpg
Leica M9 & Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 SC



撮影日時 2013年08月03日 17時59分32秒
シャッタースピード 1/8
絞り F2.8
撮影モード 絞り優先AE
露出補正値 -2.3
感度 ISO400
焦点距離 35.0mm
測光方式 中央部重点平均測光
記録方式 RAW
現像処理 SILKYPIX Developer Studio Pro
WEB最適化処理 Photoshop CS5


大通りから外れた薄暗いガード下。
まるでこの街の陰を見るようである。



以前にこのブログだったか、Twitterだったか忘れてしまったのですが、「写真は嘘をつく」と言った著名な写真家がいると言った覚えがあるのですが、どうやら日本とも縁が深いウィリアム・ユージン・スミスが語った言葉のようです。
正確には「写真は見たままの現実を写しとるものだと信じられているが、そうした私たちの信念につけ込んで写真は平気でウソをつくということに気づかねばならない」(Wikipedia調べ)だそうです。

ユージン・スミスがどのような真意をもってこのように語ったのかわかりかねますが、私はこの言葉をはじめて目にした時、ずっと写真を撮ってて感じていたもやもやが一気に晴れた想いがしたのでした。

よく「写真は嘘つかない」と言う人を見かけますが、それは写真の本質を知らない人だと思う。
少なくとも写真を趣味としている、あるいは仕事としている人は、意識するしないに関わらず、写真が嘘をつくことを体感として知っている。
でも、何故かそれをおおっぴらに語る人がいないのは、やなり嘘というネガティブな行為に対する隠避なのかもしれないと思ったり…

でも、現実に存在するものを利用して何かを表現しようとする時、上手い下手に関わらず、撮影者の恣意が入るのが写真なわけで、被写体そのものズバリではなく、撮影者の恣意が入った時点でそれは嘘になる。
いってしまえば、写真を撮るということは、嘘を巧に利用して、現実にあるものをより誇張したり、美しく見せたり、あるいは捻じ曲げて見せる行為なのだと思うのです。

そういう写真の本質を知っているのと知らないでいるのとでは、写真を見る目も、撮る行為も変わってくるのではないかな~…などと思ったのでした。

突然何を言い出すんだと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、あ、いや、いつもの写真徒然ですのでお気になさらず…(笑)
特に落ちも何もなく、だらだらと頭に浮かんだことを書き綴っております…

こんなこと頭に浮かんだきっかけは、レタッチに対して嫌悪感抱く人ってデジタルから本格的に写真始めた人が多いような気がするな~…と思ったからでした。
フィルム時代からやってる人はむしろレタッチに寛容…というか、積極的に利用して「写真」という作品を造る一つの工程と捉えている人が多いきがするのですよね~…
なんか面白い傾向というか…

ちなみに、先日写美(東京都写真美術館)で見たユージン・スミスの言葉として紹介されていたキャプションに、「撮影時に語れなかったことを暗室作業で語るんだ」みたいなのがありました。(うろ覚えなので興味ある人は是非写美の3階で探してみてください)

フィルム時代は暗室作業ですが、レタッチはデジタル暗室なんて言われるくらいなので、やっぱり写真作品仕上げる上で大事な工程なのですよね…

てことで、久しぶりに落ちも何もない話をだらだらと垂れ流してみました。(笑)

by ki_ex | 2013-08-06 02:01 | スナップ | Trackback | Comments(0)

トラックバックURL : http://kiphotolog.exblog.jp/tb/20154392
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。