お日様に向かって

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OLYMPUS E-M1 & M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 MACRO



撮影日時 2015年05月10日 08時11分57秒
シャッタースピード 1/800
絞り F4.0
撮影モード 絞り優先AE
露出補正値 +0.7
感度 ISO200
焦点距離 60.0mm(35mm換算120.0mm)
測光方式 多分割評価測光
記録方式 RAW
現像ソフト SILKYPIX Developer Studio Pro
最終仕上げ Photoshop CS5


公園の芝生に咲いていた名も知らぬ花。
お日様に向かって一生懸命に咲く様子が健気でかわいい。


先日のD600でのマクロに続いて本日は噂のOM-Dでのマクロ…(笑)

そういえば「OM-Dの方がマクロは強いような気がする」というと大体決まって「マイクロフォーサーズの方が被写界深度が深いからシャープに見えるだけ」という人を見かけるのですが、私が比べてるのは実焦点距離で50mmと60mmだったり、全く同じレンズだったりするので、それはないです。
画角が違うので当然絵作りや撮影距離も異なってくるので、そのあたりの要因でシャープに見えるという可能性はありますが、実焦点距離もF値も同じなら基本被写界深度はフォーマットがなんであろうと一緒ですからね…
ネット散策してると案外これを理解していない人が多い。

あと、この焦点距離の誤解で多いのが、「マイクロフォーサーズは標準で25mmだから標準レンズでもパースペクティブが強くなる」というもの。
これも完全に誤解です。
話によるとプロの人でも案外誤解している人が多いとか…
パースペクティブは被写体との距離のみで決まるので、焦点距離は全く無関係なのですが、「25mm=広角=パースが強い」という印象が頭に頑固に刷り込まれてしまっているからなのか、こういう話は未だにそこかしこで聞きます。

広角レンズがパースが強くなりがちなのは、被写体を大きく写すために望遠レンズよりも被写体に近づいて撮る傾向が強いからであって、焦点距離は関係ないのです。
嘘だと思うなら試しに望遠レンズと広角レンズとで、同じ撮影位置から三脚でしっかりカメラ固定してビルを撮影してみるとわかると思います。
望遠と広角では、広角の方がビルが小さく写るだけで、パース自体は全く一緒になってるはずです。(広角で撮った画像を望遠で撮った画像に写ってる被写体と同じ大きさまで拡大してレイヤで重ねるとぴったり一致するはず)

このあたりのメカニズムを理解していなくて、印象だけで「マイクロフォーサーズはボケない、パースが強くなる」と思って敬遠している人が少なからず見受けられて、ちょっと残念だな~…
まあ、メーカーのアピール不足もあると思うのですが…

微細で正確なピント合わせをAFであっという間に合わせてしまう芸当は到底一眼レフにはできないので、マクロ撮影メインでやってる人にはとってもいいシステムだと思うのですけどね~…
あ~もったいない…

by ki_ex | 2015-05-11 01:17 | | Comments(0)