招き…
OLYMPUS PEN-F & M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 Pro
撮影日時 2016年12月10日 21時13分47秒
シャッタースピード 1/50
絞り F1.2
撮影モード 絞り優先AE
露出補正値 -1.3
感度 ISO200
焦点距離 25.0mm(35mm換算50.0mm)
測光方式 多分割評価測光
記録方式 RAW
現像ソフト SILKYPIX Developer Studio Pro
最終仕上げ Photoshop CC 2015.5
あっ!大きい招き…い、いぬ!?…エッΣ(゚Д゚)
先日、オリンパスのプロシリーズのレンズは色気が無いと申しましたが、12-40も40-150もどちらも描写傾向はそっくりで、おそらくその他のプロレンズも同じではないかと思います。
単焦点レンズと見紛うばかりの解像力、高いコントラスト、きっちりくっきりパッキリのあまりにも優等生すぎる描写で、良く言えば文句の付け所のない、スキのない描写。
悪く言えば優等生過ぎて面白みに欠ける描写と言えるのだけど、この25mmに関しては少し描写傾向を変えてきたようです。
例えるなら、他のプロレンズが先生の言うことをなんでも聞く素直で成績優秀な生徒なのに対して、この25mmは成績優秀ではあるのだけど、ちょっと影があって学校もサボりがち、女子からもらったラブレターを平気で破り捨てて「何あいつ!酷い‼」って言われちゃうんだけど、下校時に雨にうたれて震えてる子犬を抱き締めて暖めてるところを目撃されて「あれ?あいつのあんな優しい顔見るの初めて…(*ё_ё*)キュンッ♡」ってなっちゃうようなそんなレンズです。(笑)
例えがわかりづらすぎるので具体的に書くと、まず階調性がすばらしいです。
どうしてもこの手のレンズだと解像力だとか開放時の描写とかボケ味とかが注目されがちなのですが、使ってみてまず私が感じたのがこの階調性の違いでした。
他のプロレンズが比較的コントラスト高めで、階調性よりもどちらかと言うと誰が見ても「きれい」と感じられる高画質なのに対して、25mmでは背面液晶のプレビュー画像でも違いがわかるほど下にも上にも良く伸びる。
特にシャドーの階調は秀逸です。
この階調性の良さは、プレミアクラスの75mm F1.8に近いかもしれません。
こういう傾向の描写って何がいいかってモノクロにするとすっごくきれいに仕上がるんですよね~…
多分、私が感じた「色気」の正体はこれだと思います。
確かに解像力もあるし、ボケ味も美しいのだけど、このレンズくらいのレベルの解像力もボケ味も、他のレンズでも案外実現しちゃってたりします。
でも、多分、これだけの高い階調性をもったレンズってそうそう無いと思う。
大きく重く、一瞬持ち出すのに躊躇してしまうようなレンズですが、その分写りは素晴らしいので、当面の間文字通り私の標準レンズとしてお付き合いできそうです。
by ki_ex | 2016-12-16 01:46 | スナップ | Comments(2)