ほんのり香る

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OLYMPUS E-3 & ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5



シャッタースピード 1/60
絞り F3.5
撮影モード 絞り優先
露出補正値 +0.7EV
感度 ISO100
焦点距離 54mm(35mm換算108mm)
測光方式 評価測光
記録方式 RAW
現像処理 SILKYPIX Developer Studio 3.0
WEB最適化処理 Photoshop Elements 6.0


今日はちょっとだけ早起きできたので、30分ほど早朝撮影。
通勤途中の道からちょっとだけ入ったところで蝋梅が咲いていたので、前回いまいちだった雪辱戦を…

ついでに今日は本格的に12-60と14-54の撮り比べをしてみたのですが…
結果は更に悩まされることに…

E-410に12-60、E-3に14-54をつけて撮影に臨んだので、完全なイコールコンディションとはいえないのですが、その分を差し引いても描写についていえばどちらも甲乙つけがたく、若干の差は見られるものの、性能というよりは味付けと呼べるレベルのものでした。

まず、逆光耐性については12-60の方が優れていると思います。
同一の逆光条件下では、14-54ではハッキリとしたゴーストが発生するのに対し、12-60でも発生はするものの、14-54ほどクッキリしたものではありません。
ただ、14-54でも絵を台無しにしてしまうほどの出方ではないですし、ハレ切りをすれば防げるレベルで、どちらのレンズもフレアっぽくなることもないので、差はあるものの大きなものではないというところでしょうか。

描写については、12-60のほうが透明感のある描写というか、特に大きくぼかした点光源などはとてもすっきりして見えます。
色収差がきっちり補正されていることも影響しているのかもしれませんが、パッと見12-60の方がきれいです。
ただ、よく言えばすっきりした描写、悪く言えば浅い描写ともいえ、被写体や条件によってはそれが仇になることも…
とくに枯葉のような渋い色合いの被写体では、14-54のほうが好ましい描写のような気がします。

更に悩まされるのが、解像感についてはほぼ互角…
望遠端での画面周辺では、14-54の方が若干解像感は落ちるかな…という気がするのですが、その差はかなり微妙で、ちょっとした撮影条件の違いで感じ方は逆転する可能性も…
特に今回のように、E-3とE-410との併用では、解像感の違いがレンズによるものなのか、カメラによるものなのかの判断が難しいので、この部分の評価は同じボディを使って改めて行う必要があるかもしれません。

で、結果どうなのかというと…まだわかりません…

AFについては圧倒的に12-60ですが、先にも述べている通り、AFスピードについては私の場合、この焦点域では要らない(35マクロ並に遅ければ別ですが…)と感じているので、これは全くアドバンテージになりません。
そもそも12-60を導入しようと思い立ったのが、より幅広い焦点域をカバーできるからで、誤算だったのがその大きさと重さ…
ただ、実際に使ってみると慣れればそれほど大きさが気にならなかったのと、予想以上に描写がいいように感じたので、一旦は使っていこうと思ったのですが…

改めて14-54を手にすると、やっぱりコンパクトで且つ描写も負けてないんですよね~…
後はこの微妙な差と軽量コンパクトをどう評価するか…だと思うのですが…

本来であれば2本とも手元に残しておくのがベストであることはわかってはいるのですが、E-3や7-14の導入で経済的にかなり無理をしてしまったので、いずれにせよどちらか手放す必要があるのですが…

う~ん…
費用対効果も考えてどちらを残すべきか…
とっても悩みます。

明日はもう一度同一条件でテストしてみようかな~…

by ki_ex | 2008-01-05 01:40 | | Comments(0)