お狐様

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OLYMPUS E-1 & ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5



シャッタースピード 1/50
絞り F3.5
撮影モード 絞り優先
露出補正値 +0.7EV
感度 ISO100
焦点距離 54mm(35mm換算108mm)
測光方式 評価測光
記録方式 RAW
現像処理 SILKYPIX Developer Studio 3.0
WEB最適化処理 Photoshop Elements 6.0


若干ぶれてしまっていますが…到着したE-1で早速撮ってみました。
今日撮った中では一番E-1らしいかなあ…と思いまして…

ということで、今日は結局諸々の用事で撮影に入れたのは夕方からになってしまったので、あまりカット数は稼げていないのですが、E-1…使いづらいです…(笑)
まあ、もう4年も前のボディですし、オリンパスとしては本格的なAF一眼第一号ですので、仕方がないことですが、今のオリンパスのボディがどれだけ進化したのかがよ~くわかりました。

まずはじめに戸惑ったのが、背面液晶に何の情報も表示されないこと。
今のオリンパスのボディが採用しているスーパーコンパネに慣れてしまうと、ここを見て操作する癖が付いていますので、それができないというのはかなり違和感を感じます。
もっとも、*istDSも背面液晶には何も表示されないですし、E-300も情報表示はできるものの、スーパーコンパネ自体は採用されていませんでしたので、これは慣れの問題かと思うのですが…

それからこの背面液晶、撮影した絵の確認はほぼ不可能です。
色味、コントラストが実際と違うというのはE-300でも経験していましたので、このあたりは覚悟はしていたのですが、拡大率が4倍と少なく、ピントが合っているかどうか、ブレはないかなどの確認がほとんどできません。
まあ、これもフィルム時代はどんな風に写っているかさえ見ることは不可能だったことを考えれば、贅沢な話ですが…

全体的な操作感は、今のオリンパスのボディとは明らかに方向性が異なっており、今のボディがどちらかというとキヤノン的なボタンとコマンドダイヤルのみで一通りをまかなってしまうようなタイプなのに対して、E-1はボタンとレバーにそれぞれ固有の機能を割り当てて、それらを駆使して操作するようなタイプで、言ってみれば「崩れたニコンタイプ」とでもいうところでしょうか。(笑)
私の場合、操作が煩雑なAF一眼はキヤノン、オリンパスと使ってきたので、これはちょっと慣れるのにてこずりそうです。

それと、持ってみてまず感じるのがその重量感。
カタログスペック的にはE-3の方が重いはずなのですが、実際に手に取ってみるとE-1の方がずっしりときます。
以前、E-3が発表されたとき、E-3を手に取った人が「思っていたよりも軽く感じる」と評されていましたが、E-1をずっと使っていた人なら確かにそんなふうに感じるかもしれません。

ということで、古いボディだけに使用感はかなり難があるのですが、肝心の出てくる絵は…
いいです…
色の出方、階調の滑らかさ、どれをとっても狙い通りです。

さすがに500万画素機ということで、解像感についてはかなりきついものがありますが、A4くらいのプリントなら問題は感じられないですし、なんといってもこのところの高画素機では感じられない滑らかさが感じられ、この絵を見てしまうとひたすら高画素化を突き進む最近の風潮に疑問を感じてしまうほどです。

奇しくも今日、ソニーから1400万画素のα350が日本でも正式に発表され、先ごろはペンタックスが同様に1400万画素機のK20Dが発表されましたが、E-1の絵を見ると「高画素化の前にやらなければいけないことがあるのでは?」と感じてしまいます。
なんというか、絵の細かい描写は確かに高画素機のほうがいいのですが、絵全体のバランスというか、滑らかさがとても自然なんですよね~…

う~ん…やっぱりE-1を手に入れて正解だったかも…

ということで、今後もしばらくはE-3がメイン機、E-410がサブという体制は変わらないと思いますが、ぽちぽちとE-1の出番もありそうです。
とりあえず、明日はE-1メインで楽しみますか…

by ki_ex | 2008-02-02 00:48 | 名所・旧跡 | Comments(0)