はばたき

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OLYMPUS E-3 & ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD



シャッタースピード 1/100
絞り F3.5
撮影モード 絞り優先
露出補正値 +0.7EV
感度 ISO100
焦点距離 200mm(35mm換算400mm)
測光方式 評価測光
記録方式 RAW
現像処理 SILKYPIX Developer Studio 3.0
WEB最適化処理 Photoshop Elements 6.0


今日、妻と夕食に出かけようとしたら、何故か秀一が玄関で様子がおかしい…
ドアの下の隙間を覗き込むような格好でどうやら外にでたそうな雰囲気。
いつものように「ダメだよ!」といってどけても、いつもなら残念そうに部屋の奥に入っていくのに、それでもまた同じようにドアの下を覗き込む…

もしかして、また野良ちゃんが玄関先に来てるのか?と思いつつ、秀一を抑えながらドアを開けると、足元に小さな黒っぽくて丸いものが…
危うく踏みそうになり、びっくりしてよくみて見ると…行き倒れの鳥さんでした。
どうやら、秀一はこの鳥さんに反応していたようです。

仰向けになっていたので、もしかして死んでしまっているのかと思い、そっと手にとってみると、「ピピッ!」と鳴いて羽をぱたつかせ、手の中ですくっと起き上がる。
まだ暖かくて、鼓動を感じる。
ただ、元気がない…

もしかして、雨と寒さで体温を奪われてしまったのでしょうか。
しばらく妻と玄関先でどうしようか…
みたところインコや文鳥とかではないので、飼うわけいかないし、第一に家には鳥さんを狙うけだものが4匹も…
かといって、まだ生きている鳥さんを見捨てるわけにもいかないし…ということで、結局1日2日でも元気になってくれるまで、一階のキッチンに隔離して看病することに。
とりあえず鳥さんを飼うためのケージやらなにやらを買いに、鳥さんを抱えたまま行きつけのペット用品店へ。

普段は趣味趣向がばらばら、心もばらばらの私ら夫婦ですが、唯一の共通点が動物好き、ということで、こういうときだけは一致団結。
鳥さんはほとんど飼った経験がないながらも、ケージやら餌やら水飲み皿やら一通り揃える。
買い物途中も鳥さんは妻の手の中でもそもそ。
開かなかった目も体が温まったのか、ようやく開いてくれて、羽をちょっとだけ羽ばたかせて、「あっ!ちょっとだけ元気になったよ~」と喜ぶ妻…だったのですが…

レジで会計を済ませ、車の中で買ったばかりのケージに移そうとしたら…
さっきまでもそもそ動いていたのに、全く動かない…
おかしいと思い、もう一度手にとってくちばしを軽くつつく。
反応がない…
さっきまで、手の中で確かに鼓動を感じていたのに、今はそれも感じられない…

どうやら、先ほど一瞬だけ元気になったのは、最後の力を振り絞ってのことだったようです…

まあ、生けとし生けるもの必ずその生命を自然に返すときがくるので、致し方ないことなのですが…
やっぱり命が失われる瞬間に立ち会うのは辛くて哀しいです。
もういい加減こういう場は何度も経験しているはずなのですが、こればかりは慣れることができません。

「明日埋めてあげよう…」そういって、寒くないように体をタオルにくるんでケージに収め、帰宅。
今は猫たちにいたずらされないようにキッチンで安らかに眠っております。

できればもう一度、今日の写真のように空へ羽ばたいて欲しかったのですが…

by ki_ex | 2008-06-01 01:07 | 動物 | Trackback | Comments(8)

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Commented at 2008-06-01 09:06 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ttlovesnt at 2008-06-01 11:40
私も小さいときからいつも動物と一緒だったので、
とてもお気持ち分かります…。

うちはワンちゃんを飼うことが多かったのですが、
小学校のマンション暮らしのときに手乗り白文鳥を飼っていて、
妹と私で一羽ずつかわいがっていました。

ある日、妹が私の白文鳥を手のひらに入れて、
ほお擦りしたりキスをしたりしていたのですが、
突然妹がびっくりしたように、「動かなくなっちゃった…」と。

とっても小さな命だったので、
妹がかわいくて思わず力が入ってしまったために死んでしまったのだと思いますが、
妹も私もそれから1週間、毎日泣きっぱなしで、
妹は今でもこの話題になることを嫌がります。

もしかしたら、昔は人間の死でさえとても身近だったと思うのですが、
(家族が多いし、一緒に住んでいれば当然ですよね)
だからこそ命の尊さを感じられるのかもしれませんね。

亡くなった鳥さんが、今頃大きく羽ばたいていますように…。
Commented by hiro-jt at 2008-06-01 21:09
こんばんは。
お気持ちお察しいたします。

別れのつらさを思うと最近は自宅で生き物を飼う事に躊躇していますが、以前は囲まれていました。

少し前の事ですが、友人宅に小学生が子猫を見つけたらしくて登校時に持ってきたそうです。
その夜に友人宅を訪れ大分元気になった様子で、名前を考えなきゃね、そう言って帰った翌日
連絡があり…。

今は何処か遠い所で、元気に走り回っていると思っています。
そして、その鳥さんも又、きっと元気にその大空を自由に飛び回っている事と思います。

彼らが教えてくれた事はとても大事な事だと…。
Commented by ritsuko_ikarin at 2008-06-01 22:56
そんな事件があったのですね。
息絶える前に一瞬でも暖かさを与えてくれたご夫婦に、きっと感謝していることと思います。
暖かさに包まれたまま、天国へと飛び立って逝ったことでしょう。
Commented by ki_ex at 2008-06-01 23:51
>鍵コメさん
そうだといいんですけどね~…
野生で生活してきた子ですので、手を差し伸べたのは人間のエゴなのかな…などとひねくれた考えも浮かんだりしたのですが、そう仰っていただけるとちょっと安心します。^^
Commented by ki_ex at 2008-06-02 00:06
>ttlovesntさん
私も似たような経験を思い出しました。
子供の頃は気持ちが純粋なだけに、時々残酷な結果を招いてしまったりするものですが、仰るとおり、今思えばそんな経験があったからこそ命の大切さとか、愛情の注ぎ方とか教えられたような気がします。
Commented by ki_ex at 2008-06-02 00:23
>hiro-jtさん
私もお別れするたびに「もういっか…」と思ってしまうのですが、気がつくと誰かいるんですよね~…
いつかは別れなければいけないとわかっていても、野良を見るとほうっておけなくて…
hiro-jtさんの仰るとおり、彼らが教えてくれることってものすごく大事なことだと感じます。
Commented by ki_ex at 2008-06-02 00:35
>ritsuko_ikarinさん
感謝…してくれてるといいのですが…
余計なお世話だったかな…という気もしますし、わざわざ我が家の玄関で行き倒れてたのも何かの巡り会わせなのかな…とも思いますし…
って、あんまりひねくれて考えないほうがいいですよね…(^^ゞ