君、美しきかな

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Nikon FM & Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SLⅡ



シャッタースピード 1/250
絞り F2.8
撮影モード マニュアル
露出補正値 ― EV
使用フィルム フジフイルム REALA 100
焦点距離 58mm
測光方式 中央部重点平均測光
スキャニング EPSON GT-X770
スキャン画像形式 TIFF
現像処理 SILKYPIX Developer Studio Pro(TIFF現像)
WEB最適化処理 Photoshop Elements 6.0


さすがに連日の夜更かしがたたって、今とても眠いです…
今日こそは早めに寝なければ…

例年であれば盆暮れ正月関係なく仕事なのですが、今年はシフトの都合で明日から4連休です。
これまでに、やはりシフトのめぐり合わせで三が日に3連休というのはあったように記憶しているのですが、4連休というのは初めてかもしれません。
しかも、大晦日から…
普段、慣れていないだけに、今から何をしたらいいのか迷い中です。(笑)

そういえば、すっかり忘れておりましたが、肝心要のノクトンの使用感って全然お伝えしてなかったですね~…
今さっき、過去ログ確認していて気がつきました…
最近年のせいか忘れっぽいような…

で、このノクトンですが、狙い通りとても面白いレンズです。

まず、レンズ本体の使用感については、MFレンズ特有の適度なトルク感を持ったピントリングがなんともいいです。
これはAFのレンズでは絶対に真似のできないものですね~…
また、造りも予想以上にしっかり作りこまれていて、同じMFレンズでも、使い込まれたニッコールレンズやキヤノンFDのようなスカスカした感じはなく、抑制の効いたしっとり感を持ったピントリングになっています。

ちょっと残念なのは、ピントリングのゴムローレットが材質が柔らかすぎるのか、ローレットの刻まれ方が悪いのか、頻繁にピントリングを回していると、若干指先が痛くなることがありました。
まあ、でもこの辺は使い込んで馴染んでくればまた変わるとお思いますので、しばらくは様子見でしょうか。

描写については、巷で言われているとおり、絞り込めばきっちり解像し、開ければぼやっとなる、典型的な標準大口径レンズの特性で、F2.8位が境界のように感じます。
ただ、開放F値ではファインダーでも確認できるくらい諸収差が顕著でボヤボヤなのに、F2.0位に絞っただけでかなり収差は抑えられ、「カリカリ」というわけには行きませんが、かなり良好な描写です。

色味についてはちょっと地味めな印象で、プラナーのような鮮やかさはありませんが、とても好感のもてる発色です。
プラナーが油絵なら、ノクトンは水彩画というところでしょうか…
このあたりは個人的好みで分かれるところですが、私はとても気に入っています。

レンズの諸収差については、思っていた以上によく抑えられており、かといってムリヤリ何が何でも抑えるような方向ではないので、仕上がりを見てとても安心できます。
レンズの収差を目の敵のように感じている方にはちょっと向かないかもしれませんが、あまり細かいことにこだわらない私のような方や、収差を積極的に楽しめる方には、基本的な描写がしっかりしていますので、フィルムでもデジタルでも安心して楽しめるような気がします。

いずれにせよ、このレンズは近年まれに見るいい買い物だったかもしれないです。
おかげで、あまり興味のなかったウルトロンやカラースコパーが気になりだしましたが…(笑)

by ki_ex | 2009-12-31 01:11 | | Comments(0)