Butterfly

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OLYMPUS E-PL1 & Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 SC



撮影日時 2010年09月19日 08時17分05秒
シャッタースピード 1/2000
絞り F1.4
撮影モード 絞り優先AE
露出補正値 ±0.0
感度 ISO100
焦点距離 35.0mm(35mm換算70.0mm)
測光方式 多分割評価測光
記録方式 RAW
現像処理 SILKYPIX Developer Studio Pro
WEB最適化処理 Photoshop CS5


まるでアートフィルターのジオラマを使ったような描写ですが、正真正銘ストレートに仕上げた写真です。
ノクトンクラシックの開放はこんな感じです。

被写界深度が浅いのは当然のこと、プラス画面周辺の荒れが良い演出をしてくれます。
コントラストが上がらないので全体的にネムイ絵になりますが、これはこれでなんとなくネガカラーっぽくて面白いような…
そのかわりピント合わせは大変ですが…
これがF2.8を超えるとコントラストもそこそこ出てきてそれなりにシャープにエッジが立ってくるのですよね~…
58mmのノクトンに比べるとその変化はなだらかですが、これがなんとも面白い。
近年の優秀すぎるレンズにはできない芸当です。

そういえば、以前にもちょっと触れましたが、私の手元には58mmのノクトンとZD50マクロと2本の焦点域の近いレンズがあり、どちらもとても解像感の高いレンズなのですが、それぞれで描写の傾向はかなり違います。
まずノクトンは、絞り開放ではふわふわボヤボヤ…
このフワフワ感はF2.0まで続き、F2.8で劇的に改善されていきます。
まあ、作画意図がない限り絞り開放は使えない領域と思ったほうが良いくらい、ひどい収差が盛大に発生します。
なので、開放F値は1.4ですが、実際に実用的なF値は2.8と考えた方が良いでしょう。
そのかわり、F2.8を境に急激に収差は収まり、F4.0以上ではほとんどわからないほど、尚且つとってもエッジがシャープで、E-PL1で撮るとFoveonに負けないくらいシャキッとした仕上がりになります。

対してZD50マクロは…
まあ、こちらはオリンパスユーザーにとっては定番中の定番ですから、今更どうこういう必要はないかもしれないですが、とにかく絞り開放から余裕で使えるあたりがノクトンと大きく異なる点でしょうか。
開放F値はF2.0とノクトンより一段暗くなりますが、ノクトンが実質F2.8からでないと使えない事を考えると、開放F値でのスペック的アドバンテージは50マクロの方が上と言えるのではないでしょうか。
F4.0あたりで目を見張るほど解像感が上がりますが、ノクトンのようなエッジのシャープさはなく、どこかシルキーな印象。
とにかく無理なく自然に解像しているような印象で、例えるならノクトンが金属、50マクロがシルクの解像感というような感じでしょうか。

こうして比べてみると、どちらが優秀とかそんなことではなくて、どちらも写真表現の幅を広げてくれる個性。
まあ、解像度テストとかしてみれば、どちらが優秀かなんてすぐに分かるのでしょうが、わかったところで「それがどうした?」というところでしょうか。
このあたりがカメラやレンズの評価を難しくしてるところでしょうね~…
だからこそ面白いともいえますが…

ちなみに、ノクトンはF2.8未満は使えないみたいな事を述べましたが、あくまでも一般的な被写体の場合です。
明確な作画意図を持って撮るのであれば、F2.0やF1.4はこれまた面白いですよ~…
こういう所もまた、難しくて面白いところですね~(笑)

by ki_ex | 2010-09-20 01:26 | 昆虫 | Comments(0)