上昇志向

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OLYMPUS E-300 & Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SLⅡ



撮影日時 2010年10月20日 08時31分46秒
シャッタースピード 1/25
絞り F2.8
撮影モード 絞り優先AE
露出補正値 -1.3
感度 ISO100
焦点距離 58.0mm(35mm換算116.0mm)
測光方式 中央部重点平均測光
記録方式 RAW
現像処理 SILKYPIX Developer Studio Pro
WEB最適化処理 Photoshop CS5


このブログでは久しぶりのE-300のカット。
ブログ用写真に採用していないだけで、このカメラはちゃんと定期的に持ち出してます。
優しいシャドーの階調表現、フィルムライクなカラーバランス…
やっぱりこの絵はやめられないのですよね~…

実は今日、E-300とノクトンを組み合わせたのは単なる気まぐれではなくて、ちゃんと理由があります。
先日、D5000とノクトンの組み合わせであまりにもピント合わせに苦労したので、もしかして私の目がおかしくなっているのかな~…と不安に感じ、使い慣れたE-300と組み合わせてみたというわけです。
このところE-PL1での快適なMFに慣れてしまってましたからね~…

で、結果はというと、まあ、確かに若干衰えているかな~…という気もしますが、先日のような全くピントの山がつかめないということはありませんでした。
先日よりもお天気が悪く、コントラストが上がらない環境でそんな感じでしたので、多分気のせいではないと思うのですよね~…

先日は明言を避けましたが、隠す必要もないと思うので話してしまうと、D5000の一番の問題点は正確にピントを合わせる手段がないんです。
例えば、E-420やE-620といったフォーサーズエントリー機であれば、確かにファインダーは小さいものの、ライブビューを使用すればとても正確にピント合わせできますし、私の記憶ではE-420はそれなりにピントの山もつかみやすく、条件にもよりますが、近接撮影なら充分MFも可能でした。
AFも、時々騙し討にあうものの、ピントが合っていなければファインダーですぐに分かりましたので、AFロックし直しとかも判断できました。
ところが、D5000ではファインダー像が小さいだけならまだしも、素通しガラスのようなファインダースクリーンでピントの山がつかめない…
AFは中央一点以外は信用できず、その一点もどうやら若干の後ピン傾向…
MF支援のためにフォーカスエイド機能もありますが、フォーカスエイド自体がAF性能に依存するため、こちらも信用できず…
ライブビューは以前から申し上げているとおり、正確にミリ単位のピント合わせが出来るだけの性能を備えていない。

こうなると、ピント合わせの拠り所が無いのですよね~…
その上今ひとつ操作性もよろしくない…
まあ、そのへんは慣れでどうにかなる部分ですので、そんなカメラでも出てくる絵がよければ…と思うのですが、それもイマイチ…

確かにオリンパス機に比べると圧倒的にキレイな絵なんですけどね…
でも、私が欲しいのはキレイな絵ではないので…
E-300の仕上がりを見て改めてそんなふうに思うのでした…

by ki_ex | 2010-10-21 00:39 | 動物 | Comments(2)

Commented by nama3 at 2010-10-21 09:05 x
おはようございます。
デジカメ時代になって、ピント合わせは、AFが前提でカメラ造りが
為されているように思います。その為か、最近のエントリー機では
MFが非常にやりづらいです。MFのしやすさでは、未だにE-1のフ
ァインダーが一番です。EVFファインダーは、絞り込み測光でも暗く
ならず、非常に使いやすいです。欠点は、動きものの撮影ですね。
これが解消されたとき、ファインダーは、フラッグシップ機にもEVF
が搭載されるかもしれませんね。
Commented by ki_ex at 2010-10-22 01:20
>nama3さん
E-1はファインダー像が小さくても良いファインダーは作れるという好例かもしれないですね~…
そう考えると、ファインダーが小さいだの何だのあれこれ言われていながらも、オリンパスって頑張っているように感じます。
EVFも、すでに商品写真の分野ではライブビューが活用されていると聞きますので、そう遠くない将来、プロシューマー機にも採用されるかもしれないですね~
私が写真をはじめた頃はAFすら珍しい時代でしたが、その頃に比べるとものすごい進化のような…(笑)