あの夏の日

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OLYMPUS E-P3 & Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF



撮影日時 2011年08月11日 08時25分37秒
シャッタースピード 1/4000
絞り F2.8
撮影モード 絞り優先AE
露出補正値 -0.7
感度 ISO200
焦点距離 50.0mm(35mm換算100.0mm)
測光方式 多分割評価測光
記録方式 RAW
現像処理 SILKYPIX Developer Studio Pro 5
WEB最適化処理 Photoshop CS5


震災五ヶ月目ということでなんか気の利いたことを話そうかと思ったのですが、上手く話せそうにないのでやめます。
きっと政府や電力会社、官僚への恨み節になりそうですし…

でも、原発問題についてはちょっとだけ…
ここへ来てしきりにマスコミは「汚染度はそれほどでもない」、「ある程度被曝しても問題ない」とアピールしてますが、これらはなんら根拠はありません。
中には「科学的に証明されている」などと言って「風評被害につながるから騒ぐな」という人がいますが、その科学的根拠なるものはいわゆる「疑似科学」に近いもの。(ようは机上であれこれ推測しただけで、科学的に立証されたわけでも、充分な臨床例が提示されたわけでもないもの)
なにせここまで長期間、放射性物質が放出された例はなく、人類が初めて遭遇する災害なのです。
放射線の量、放出期間ともに、原爆どころかチェルノブイリですらこの規模はなかったわけですから、前例もないのに何故に安全と言えるのか…

なぜそれらの「科学的根拠」なるものが疑似科学と言えるのか…

これはあくまで私の知り得る範囲の中での考えですので、間違っている可能性がありますが、こうした科学的論拠にはいくつもの現実に起こっていることを説明できない事象が沢山あります。
例えば、私の記憶ではIAEA(国際原子力機関)は劣化ウラン弾による健康被害は軽微であるとの立場を取っていますが、現実にはイラク国民、アメリカ帰還兵に多くの放射線に起因すると思われる症状が発生しています。
また、ここ日本でも、福島で事故が起こる以前から、原発での作業に従事する人たちが、放射線によるものと思われる健康被害を受けていたり、自分が患った病気が放射線に起因すると疑うことすらもなく亡くなった方々も多数います。
それ以外にも、ここでお話することができないようなこともたくさん現実に報告されており、いわゆるこの「科学的根拠」なるものはこれらを全く説明できていません。

問題なのは、これらの放射線に起因すると思われる症状が、本当に劣化ウラン弾によるものなのか、原発によるものなのかどうかが、統計的な推論はできても、医学的に因果関係が証明できないため、それを良い事に放射線被害の深刻さを知られてしまうと困る人達の手により、黙殺されているのです。
しかし、これらから考え合わせれば、「放射能は危険」と考えるのが普通では無いでしょうか。

確かに統計上の推論という点で、放射能は危険だということもある種の疑似科学といえなくもないのですが、現実に起こっていることからの推論と、頭のいい人が机の上であれやこれや考えた推論、ここを読んでいただいている皆さんはどちらを信じるでしょうか。

最後に、ドイツでの調査では、ドイツ国内の原発周辺住民と、原発から離れた地域に住む住民とでは、白血病の発症率が2倍違うという統計が出されています。
また、アメリカでは、アメリカ国内で問題になっている、乳がんの発症率増加問題を調査したところ、発症率が上昇している地域には偏りがあり、発症率が高い地域の唯一の共通点は稼働中の原子炉の100マイル以内ということだけだったそうです。

日本は状況証拠だけで簡単に死刑にできてしまうような国なのに、これだけ状況証拠が揃っていながら放射線被害に関しては黙殺するおかしな国なのだということを、私たちはしっかりと心に刻む必要があるかもしれません。

なんだかんだ言ってあれこれ書き連ねてしまいましたね…
また寝不足が…(笑)

by ki_ex | 2011-08-12 00:55 | | Comments(6)

Commented by ikasama-photo at 2011-08-12 17:08
こればかりは日本自体が不名誉なモデルになってしまっていますから、
真実は時の彼方にしかないのかも知れませんが…。

しかし、様々な疫学調査によって数々の悪影響が明らかになって久しいタバコでさえ、
「税収が減る」という理由で先進国の中では格安で国民に売りつける政府ですから、
(実際には、
タバコを廃絶することによる医療費の抑制、
火災の回避による財の焼失回避などで、
税収減以上の利益があることが明らかな訳ですが)
統計上の推論や現実に起こっていることなど、政府はどうとも思っていない可能性もある訳ですが…。
Commented by ki_ex at 2011-08-12 23:28
>ikasama-photoさん
そうですね~…
タバコくらいならまだいいですが、海外でヤバいと言われたクスリを製薬会社守るためにばらまいてトンデモない薬害起こした国ですからね…
しかし、何度同じ失敗を繰り返すのか…
情けなくなってきます。
Commented by ikasama-photo at 2011-08-14 00:13
実のところ、
タバコも海外では十分やばいと言われていて、
その割には非常に容易に入手でき、
始めてしまうと依存になってやめられなくなり、
本人だけでなく周囲の人にも有害なことは立証されているので、
その規制が穴だらけ、という意味でも日本は最後進国ですね…。
しかも、特定の薬と違って回収もままなりません。
古来からの習慣だから仕方ない…という意識は
もう変えるべき時代になっていることは明らかです。
図らずもタバコの依存性の強さは、
原発の作業場で防護服を脱いでまで一服した人、
で示されてしまいましたが…。
深く静かに、不特定の場所に、
依存した人間が広めていく、という意味では、
原発よりもたちが悪いものだと私は思っています…。
(しかもタバコは発電できる訳でもないので、公共性もないですし)
依存症になってしまった国民からタバコを引き離すのは、
国家レベルの対策でないとうまくいかないのですが、
どうもその議論のたびに業界のつまらない反対で骨抜きですよね…。
Commented by ikasama-photo at 2011-08-14 10:43
…っと、ついタバコで愚痴っぽくなってしまいました(汗)
仕事柄、タバコ絡みで悩まされることが多いもので…。
しかし、「閉じ込めをするなら」という意味においては、
タバコは放射性物質よりもずっと低コストで出来るのですが、
この国はやはり、
「歳出を減らす」ことよりも「歳入を減らさない」
ことの方が好きなんでしょうね…。
Commented by ki_ex at 2011-08-14 23:05
>ikasama-photoさん
タバコが主題ではないので正直何故にこだわるのかな~…と思ったのですが、
>仕事柄、タバコ絡みで悩まされることが多いもので…。
そういうことだったのですね…^^
何の苦労もなくすっぱりタバコを止めてしまった元喫煙者の身としては「そんなの自分の意思次第」とか思ってしまうのですが、禁煙の苦労話とかはよく聞くので、なかなかそうもいかないのでしょうね…

>「歳出を減らす」ことよりも「歳入を減らさない」
まあ、こういう考えは日本に限ったことではないのかもしれないですが、日本は突出しているような気がしますね~…
無駄な天下り団体乱立させておいて、復興税だとか消費税10%とか、もうアホかと…
本当に復興に役立ててくれるんだったら喜んでいくらでも税金収めますが、復興名目に作られて、大した成果も上げられないような天下り団体にお金が流れるかと思うと、本当に腹が立つ。

いかん…私も愚痴っぽくなってしまいました…(笑)
Commented by ikasama-photo at 2011-08-15 00:01
> 何の苦労もなくすっぱりタバコを止めてしまった元喫煙者

たまに聞きますが、尊敬します…。
神経伝達物質の誘惑を自分の意思で断ち切るのは大変みたいなので。
自分は吸ったことはないのですが、自分の意思の弱さを考えると
もし吸ったら絶対止められそうもないです。

しかしこの国、いい加減に「今年度」予算の発想で動くのをやめて欲しいものですね。
原発ひとつ取っても、何年かかるか判らない訳ですから…。
「国家百年の計」という言葉を、今一度噛み締めて政治に当たってもらいたいものですが。