サナトリウム

f0121181_23273442.jpg
OLYMPUS E-P3 & M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0



撮影日時 2011年08月26日 13時19分54秒
シャッタースピード 1/40
絞り F2.0
撮影モード 絞り優先AE
露出補正値 ±0.0
感度 ISO200
焦点距離 12.0mm(35mm換算24.0mm)
測光方式 多分割評価測光
記録方式 RAW
現像処理 SILKYPIX Developer Studio Pro 5
WEB最適化処理 Photoshop CS5


よくレンズの評価で「味」という言葉が使われることがありますが、私はこの言葉が好きではありません。
レンズの魅力を「味」という一言で片付けてしまうところに違和感を感じるというのもありますが、「味」という言葉の裏には多くの場合「味のあるレンズだけど性能はいまいち」という意味が隠されていますからね…

なので、私自身はできる限り「味」などの曖昧な表現は避け、具体的に「ここのこれがいい」と表現するよう心がけているのですが、時折、「どこどこがいいと明言することはできないんだけどなんとなくいい」みたいな、どう表現したらいいかわからずに困るレンズにぶちあたります。
12mmもそんなレンズのひとつです。

ちなみに、私の手元にあるレンズの中ではこの部類の代表格はVoigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 SCでしょうか。
画面四隅は絞り込まないとフォーサーズでも荒れるし、解像感も特別高いわけでもない。
若干緑が強い発色はコントラストがあるとは言い難く、一般的に言うところの「優れた画像」を得るのは難しいレンズです。

でもこのレンズ、場の空気感まで写し込むのではないかとと思うほどいいのですよね~…

ずっと以前からこういうことが起こる原因というのを考えていたのですが、最近わかってきたのはレンズの持つ階調表現に何か秘密があるのではないかということ。
これは、計測機器とかで計るような、どれくらいの階調幅を持つかどうかということではなくて、あくまでもどのように階調を表現するかということ。
だから、どうやったってカタログスペックに乗ることはないですし、MTF曲線からも読み取ることはできません。

この手のレンズは「ここのトーンはこんなふうに再現されて欲しい」と思う場所がかなりの確率で思い描いたとおりに再現されるのですよね~…
12mmが気に入ったのもそんなところです。

似たようなことはつい最近、田中希美男さんのブログでも「わかりやすい描写」と「わかりにくい描写」という表現でお話されてました。
拝読して思わず納得ですので、興味があればご一読ください。
(PENユーザーは間違いなく45mmF1.8が欲しくなるのでご注意ください(笑))

by ki_ex | 2011-08-27 00:22 | スナップ | Comments(0)