東の門

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RICOH GXR MOUNT A12 & Voigtlander ULTRA WIDE HELIAR 12mm F5.6 Aspherical



撮影日時 2012年01月13日 14時57分47秒
シャッタースピード 1/217
絞り F8.0
撮影モード 絞り優先AE
露出補正値 -0.7
感度 ISO200
焦点距離 12.0mm(35mm換算18.3mm)
測光方式 多分割評価測光
記録方式 RAW
現像処理 SILKYPIX Developer Studio Pro
WEB最適化処理 Photoshop CS5


ということで、以前から欲しかったウルトラワイドヘリアー買っちゃいました…
しかもあえてのLマウント…
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いや、実は以前から欲しかったのです…
もう中古でしか手に入らない上、なかなか出回らないレンズだけに、たまたま見つけて衝動的に買い物かごに入れてました…
MマウントのULTRA WIDE HELIAR 12mm F5.6 Aspherical Ⅱなら現行製品ですので手に入れやすいのですが、Lマウントの旧型に比べてガタイがでかいのと最短撮影距離が旧型のほうが短いので…

で、今日早速撮影に出てみたのですが、これがまた楽しい!
換算で18mmという超広角レンズの上、解放F値が5.6と暗いので、基本はパンフォーカス。
ピントリングには1m、0.5mの位置にクリックストップが設けられており、近接撮影時は目測でこの位置に合わせて撮るのですが、被写界深度が深いのでこれでも結構ぴったりピントが合ってしまう。
このクリックストップは距離計の連動しない(ファインダーそのものがないライカMDシリーズ等含む)レンジファインダーカメラでの使用を想定しており、ライブビュー映像が得られるGXRなら当然背面液晶でピント合わせは可能なので無用な機能といえるのですが、ピントの山が普通のレンズに比べて極端に掴みづらいので、いちいち液晶やEVF覗いてピント合わせるなんて無粋な行為は避けたほうがいいかも。(笑)
何しろ、ぱっと気になる被写体見つけたら、すぐに距離目測で測って、ピントリング合わせて、構図合わせてシャッターを切る、この一連の動作のリズムが小気味良い。
あんまりにも気持ちいいので、今日の撮影ではあっという間に結構なカット数稼いでいました。

ただ、とても残念なことがひとつ…
このレンズ、予想よりも全然描写力が高かったのです…

実はこのレンズが欲しかったもう一つの動機は、こんなにコンパクトなのにこの焦点距離ということで、極端な周辺光量落ち、周辺流れ、解像感の低下を期待してました。
値段もライカはもとより、ツァイスのビオゴンと比べても安いので、当然それなりの描写と思っていたのですが、やっぱりミラーの存在を気にしなくていいレンジファインダー用の超広角レンズだからなのですかね…
とっても描写がいいのですよ…

解像感は文句ないし、周辺光量落ちも絞り解放で少々目立つ程度で、F8まで絞ればほとんどわからないレベル。
そして、ビックリすることに、結構な近接撮影でも周辺の流れ、解像感の低下は皆無。
まあ、条件が悪いと近接で若干目立つ時はありますが、おそらく同じ画角の一眼レフ用の超広角レンズでは同じ描写力を発揮できるレンズは少ないと思います。
ちなみに、周辺画質に限って言えば、同じF値で撮影したディスタゴン25mmではとても太刀打ち出来ないレベル。
画角はディスタゴンの方が狭いんですけどね…

まあ、描写がいいに越したことはないんで、本来は喜ばしいことなのですが、クラシカルなルックスに超コンパクトなカワイイやつが意外な実力を持っていたことに驚かされました。

そういえば、以前に見た数十年前のスーパーアンギュロンのサンプルもめちゃくちゃいい描写だったな~…
あ、いかん…
スーパーアンギュロンの21mm欲しくなってきた…

by ki_ex | 2012-01-14 00:06 | 名所・旧跡 | Comments(0)