いいたいこと ~いえないこと~

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OLYMPUS E-P3 & SIGMA 105mm F2.8 D EX MACRO



撮影日時 2012年01月15日 08時12分23秒
シャッタースピード 1/800
絞り F8.0
撮影モード 絞り優先AE
露出補正値 -1.7
感度 ISO200
焦点距離 105.0mm(35mm換算210.0mm)
測光方式 多分割評価測光
記録方式 RAW
現像処理 SILKYPIX Developer Studio Pro
WEB最適化処理 Photoshop CS5


そろそろカラーに戻そうかと…
とは言ってもかな~りジミ~な色使いですが…(笑)
機材もGXR祭りからスタンダードのE-P3へ…
ま、明日にはまたGXRかもしれませんが…

現状手元にあるカメラの中ではE-P3が一般的には一番画質的に劣る(画質の評価をどこに重点置くかで変わってくるのであくまで一般論として…)カメラですが、私の一番のお気に入りはやっぱりE-P3です。
理由は3つ。
インターフェースの優秀さ、発色やトーンの自然さ、それと、マウントに関係なく現在保有するレンズすべてが使用できる相互運用性の良さ。
当然、マウントアダプター使用すればあれこれ不便な面はありますが、D700では物理的にMマウントレンズを使用できないことを考えれば、その不便さを差し引いても充分お釣りがくる。
Fマウント拡充のためにD700のサブとしてAPS-C機欲しいなあ…と思った時期もあるのですが、このあたりの相互運用性を考えてしまうとなかなか手が出せないのですよ…
それに、APS-Cの一眼レフならやっぱりペンタックスの方が魅力的ですからね~…
かと言って、フルサイズはFマウント、APS-Cはペンタックスって、これこそ非効率ですし…

そういえば、全く話は変わりますが、田中希美男さんのブログ「Photo of the day」でオリンパスから新しく出る12-50の紹介をされていたのですが、その記事の中で12-50は使用している焦点距離がわからないという記述がありちょっとビックリ。
どうやら田中希美男さんの勘違いだったようですが、いずれにせよ勘違いするくらいですから把握しづらいことは容易に想像でき、このレンズがちょっとだけ気になっていた私はそれだけで購買意欲減退…
ま、その方がおサイフに優しいので良いのですが…(笑)

気がつけば手元には単焦点レンズしかなく、一本くらいはズームレンズあってもいいかな~…と思っていた頃にこのレンズの発表があり、望遠端での解放F値に不満は残るものの、描写力はありそうだったので、ちょっとだけ購入考えていたのですが、ピントリングの距離目盛ですら省略するのどうなの?という主義なのにさすがに焦点距離省略はあり得ない…
ただでさえ絵づくりサボって広角端か望遠端しか使わなくなるズームレンズなのに、これで焦点距離省略されたら余計にサボり傾向加速するじゃん…

またまたちょっとだけ話しは変わりますが、今までも何度か申し上げてますが、私は初心者の方に「どんなレンズがいいですか?」と聞かれた際、特に希望のレンズ候補が無ければ単焦点レンズをおすすめすることが多いです。
よく、ズームレンズは初心者向け、単焦点レンズは上級者向けと思われている方が多いようですが、まあ、概ね合ってなくもないのですが、厳密には違うと私は考えます。
私の考えは、ズームレンズは向上心のない…と書くとちょっとネガティブすぎますかね…
要は、撮影技術を向上させようという意志のない初心者向け、もしくは、特定の条件下での撮影が強いられる上級者向け。
逆に、単焦点レンズは、撮影技術を向上させたいと思っている初心者にはうってつけですし、また、幅広い層の中、上級者にも向いているレンズだと思います。
昔はよく「50mmにはじまり50mmに終わる」なんて言われていましたが、この言葉は伊達ではないのです。

理由は簡単。
単焦点レンズのほうが画角感覚が身につくのが早いですし、足で稼ぐ撮影方法を体得しやすいですし、絵づくりに工夫が産まれやすいからです。
「ズームレンズの方が画角が自由に変化できるから画角感覚身に付きやすいのでは?」と思われがちですが、ズームレンズの場合は画角が変わるのと同時に引き付け効果も変わるので、なかなか画角の違いによる画面の変化というのがわかりづらいのですよね…
ズームイン、ズームアウトと同時にカメラを被写体に近づけたり遠ざけてたりすれば別ですが、そういう人って少ないですよね…(私は時々やりますが…まわりからは奇異に見えると思います…)

単焦点レンズの場合、画角を変えたければレンズ交換というしちめんどくさい作業が必要になりますので、その間にいちいち絵づくりに働かせていた頭がリセットされる。
目の当たりにしている被写体に対して、どのレンズがベストなのかを自然に考えるので、どの焦点距離でF値はいくつだとこんな感じで背景が描かれるはず…などと、絵づくりに関する想像力が自然と身につく。
更には、そうして得られたノウハウはズームレンズでもそのまま活かせるのですよね~

特に最近はイメージセンサーのフォーマットサイズによって絵の仕上がりも変わってくるので、こういう「絵づくりのための想像力」は向上させておくと何かと役に立つのですよ。
私は現在、それこそ1/2.3型の極小フォーマットから35mmフルサイズフォーマットまでごちゃ混ぜで使ってますが、混乱することはまずないです。
例えば、D700でプラナー50mm使った時の仕上がりと、E-P3でノクトン25mm使った時の仕上がりの違い(換算焦点距離は同じ)も、単焦点レンズで得たノウハウをちょこっとアレンジするだけで大体想像できてしまいます。
そうすると何が変わるかって、どんなカメラ使ってても楽しいのですよね~…

とかく近頃はスペック偏重に走りすぎて、カメラに撮らされているような人も多く、「最高画質でないと楽しめない」という人が増えているように感じますが、確かに良いカメラ、良いレンズを手に入れることもカメラの楽しみですが、自分自身の撮影技術を向上させることも楽しみの幅を拡げるのにとても効果的なのです。
そのための一歩として、単焦点レンズを手に入れるというのはとても有効な手段だと思うのですがどうでしょう…

なんか久しぶりにカメラ徒然になりましたね…
ま、本来はこういう記事を毎日書くべきだと思うのですが…(笑)

いつもいつも「寝る」とか「(-.ゞ ネムネム」とかで申し訳ございません…(^^ゞ
なるべくこういう記事も増やしていこうと思います。

by ki_ex | 2012-01-16 00:21 | | Comments(4)

Commented by ikasama-photo at 2012-01-17 17:54
あいたたた、16-80を一番使ってしまっている私は反省しなくては…。
でも、16-80のカリカリした描写が好きなんですよね。

しかし、STFでかっちり合わせた(偶然合った?)時の絵はやはりそれに勝るかなとも思います。
(撮影する時に手がかかる分、思い入れが出るのかも)
いかんせん135mmなので、本当はフルサイズで使うのがいいのでしょうけれども。
Commented by ki_ex at 2012-01-18 01:41
>ikasama-photoさん
あ、いや、ズームレンズがいけないという訳ではなく、決して初心者向けとは言えないということを言いたかったので…(^^ゞ
ズームレンズは荷物減らせたり、限られた撮影環境でも絵づくりの幅が広がったり、メリットもたくさんありますからね~…
特に最近のズームレンズは単焦点に負けないだけの描写力を持つものが多くなってますし…
16-80もそういうレンズのうちのひとつですね。^^

>いかんせん135mmなので、本当はフルサイズで使うのがいいのでしょうけれども。
今年中にはα99リリースという噂も…
N社のD800に搭載されると言われてる36MPセンサーなのでは…とのことですので、α77からの更なる飛躍にはうってつけかも…(笑)
Commented by ikasama-photo at 2012-01-19 02:22
私は永遠の初心者を自認しているのですが、
その原因はズームなのかもなぁと(笑)

確かに、STF1本武者修行、みたいなこともしてみましたが、
これがまたSTF1本というのは超ハードルが上がるんですよね(爆)
Commented by ki_ex at 2012-01-20 00:58
>ikasama-photoさん
永遠の美少年と空目…(笑)

単焦点一本勝負は私もよくやります。
というか、複数本持っていっても結局一本しか使わなかったということが度々…
ただ単にレンズ交換サボってるだけなので褒められたことではないのですが…
でも、STF一本は難しそうですね~ww