秋の桜

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OLYMPUS E-M5 & M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro



撮影日時 2012年10月06日 11時53分40秒
シャッタースピード 1/1250
絞り F4.0
撮影モード 絞り優先AE
露出補正値 +1.3
感度 ISO200
焦点距離 60.0mm(35mm換算120.0mm)
測光方式 多分割評価測光
記録方式 RAW
現像処理 SILKYPIX Developer Studio Pro
WEB最適化処理 Photoshop CS5


毎年この時期に花をつける、まさしく秋の桜。
春の桜の華々しさに比べると、どこか寂しく儚げ。




ということで、今日一日、60マクロとOM-Dの組み合わせだけで一日撮ってました。
うん、いいレンズです。
もうオリンパスでこの手の単焦点は悪いはずないんですよね…

大きさは見た目のイメージに反して案外コンパクト。
鏡筒が細いので長いレンズに見えますが、長さはフード付けたズミルックスよりも短いくらい。
フードを伸ばすとさすがにそれなりの長さになりますが、重量が75mmに比べたら格段に軽いので、取り回しはしやすいです。
握力の弱い女性でもこれならライブビュー撮影で手がプルプルするようなこともないのではないでしょうか。

鏡筒はプラスチック製であまり高級感は感じない。
ただ、安っぽく見えるかというとそんなこともなくて、この辺りはパナレンズと違うところ。
本当に防塵防滴か?と疑いたくなる造りだけど、押さえる所はしっかり押さえてあって、ピントリングの操作感はとても良い。
ただし、電子式のピントリングの反応がどうやら回す速度によって反応速度を変えているようで(厳密に検証したわけではないので断言はできない、あくまでそう感じるという程度)、これには慣れが必要。
慣れてしまうとむしろマクロ域でのMFピント合わせは通常の機械式よりもやりやすい。(微妙なところでゆっくり動かすとそれに合わせて反応が緩慢になるため)

スライドギミックが面白い専用フードは、かなりリーチが長く、近年稀に見るくらい効果が高そうなフード。
ズミルックスも大袈裟なくらい効果重視のフードだけど、ズミルックスは収納性を全く無視した構造なのに対し、収納性もしっかり考えている辺りさすがオリンパス。
このフードがカメラバッグの中で邪魔に感じることはまずあり得ないと思う。

肝心要の描写ですが、あまり欲張らず、それでいてマクロレンズとして必要な描写力は充分過ぎるほど備えていると感じる。
解像力はあまりカッチリキッチリという感じではなく、パナライカのマクロエルマリートに近い自然な解像感。
MZD75mmのようなキッチリ解像するレンズが好きな人はちょっと物足りないかも…
マクロレンズの場合、あんまりキッチリ解像すると硬すぎて嫌味に見えることが多いので、個人的にはこれくらいの解像感は大歓迎。

色味は今のところとてもニュートラルに感じる。
ただ、この辺りはもう少しいろんな条件下で使い込んでみないと判断は難しい。
階調性はとても高く、マクロエルマリートと同等くらいには感じます。
この傾向は、このレンズが入門クラスのレンズではないことを表しているように思う。

絞り開放では若干コントラストが落ちるようですが、気になるならトーンカーブちょっといじれば直せる程度。
描写上の問題になることはまずないのではないでしょうか。
開放で特筆すべきは、今のところ倍率収差などの色ズレが全く見られないこと。
75mmでは僅かな色ズレが出ますが、このレンズでは見られません。(気がついてないだけかも…)
絞り開放から安心して使えるという点では、75mm以上かと思われます。

等倍に近いマクロ域ではF5.6でも絞り足りないくらいですが、F8まで絞ったところ若干解像感が落ちました。
これがこのレンズの特性なのか、微細ピクセルセンサーの泣き所、回析現象の影響なのかわかりませんが、深い被写界深度を確保したい時は、F8くらいから解像感とのトレードオフになると思ったほうがよさそうです。

最後に、AFについては、フォーカスリミッターをうまく使えば、爆速とまではいかないまでもかなり速いと思います。
感心したのは、マクロ域でも充分な速度を確保しているので、ほとんどのシーンでAFが使える。
通常のマクロレンズだと、AF遅いし、合わないしで、まだるっこしくてMFに切り替えてしまうことが多いのだけど、このレンズでは8~9割くらいはAF使ってました。
まだ試していないのですが、このAF速度なら追尾AF使ったマクロ撮影も現実的になるかも…
今度試してみようと思います。

てことで、久々に購入初日にまともなインプレッション書けた…
惜しむらくはもう少し好条件下で撮影したかったのですが、今日ぐらいのお天気でもそこそこ検証できたので、ま、よしとしますか。(笑)

by ki_ex | 2012-10-07 01:12 | | Comments(0)