姫女苑

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Leica M9 & Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 SC



撮影日時 2013年06月15日 14時31分04秒
シャッタースピード 1/4000
絞り F2.8
撮影モード 絞り優先AE
露出補正値 -0.7
感度 ISO160
焦点距離 35.0mm
測光方式 中央部重点平均測光
記録方式 RAW
現像処理 SILKYPIX Developer Studio Pro
WEB最適化処理 Photoshop CS5


花言葉は「素朴で清楚」。
個人的には「可憐で逞しい」という言葉のほうがピッタリ来るような気がする。



写真界隈で度々聞く話。
トリミング、レタッチはNG、RAWではなくJPG一発撮りがよいという話し。
うん、まあ、職人芸としての撮影技術を競いたいのであれば、それもありだと思う。
実際、フォトコンとかだとトリミング、レタッチNGっていうのはあるようですし…

でも、私、写真はうまくなりたいと思うけど、撮影技術を磨きたいとはあまり思ってないので、こういうのには賛同できないんですよね~…

当然、良い写真を撮るためにはある程度の撮影技術は必要なので、それなりに課題を設けて練習したりはするけれど、撮影技術は手段であって目的ではないので、特に展示に使うような大事な写真は平気でトリミングするし、レタッチ無しでカメラの撮って出しで仕上げることなんてまずあり得ない。
特にモノクロやるようになってからは、ほんのちょっとした調子の出し方で写真の印象ってガラッと変わってしまうので、画面閲覧用とプリント用、光沢紙用とマット紙用では仕上げは全然違うし、場合によっては同じ紙でも何パターンか用意して、それぞれプリントしてどれがいいかなんてことも結構ある。
納得いくまでトーンカーブやレベル補正しまくるし、覆い焼きやらなにやら、部分的にいじることも多いし、デジタル画像をただ単にモノクロ化しただけなんてまずないのです。

以前にも言った覚えがあるのですが、デジタルになって、フィルムでは不可能だった微妙なトーンの調整や色味の調整、更には大胆なコラージュやらなにやら、表現の幅は昔と比べて飛躍的に広がったはずなのに、自分に変な縛りを設けてわざわざ表現の幅を狭めてしまうって、面白く無いと思うのですよね~…
中には「フィルム時代はこんなふうにいじれなかった、邪道だ!」なんて言う人もいますが、過去の著名な写真家さんの作品とか観るとわかるけど、コラージュやソラリゼーション、多重露光等々駆使して、結構チャレンジングな作品を残されているのですよね~…

かつては相当な労力と技術が必要だったそうした表現が、今や誰でも手軽にできるようになったというのに、それを活かさないってなんだかもったいない気がします。

by ki_ex | 2013-06-21 00:27 | | Comments(0)