系譜

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Leica M9 & Carl Zeiss Planar T* 2/50 ZM



撮影日時 2013年08月17日 22時21分45秒
シャッタースピード 1/16
絞り F2.0
撮影モード 絞り優先AE
露出補正値 -0.3
感度 ISO400
焦点距離 50.0mm
測光方式 中央部重点平均測光
記録方式 RAW
現像処理 SILKYPIX Developer Studio Pro
WEB最適化処理 Photoshop CS5


私が産まれる前に造られたカメラを手に入れた。
そのカメラは、今、私が愛用する最新型の前進にあたるカメラ。
手にした瞬間、この二つのカメラは全く同じ系譜にあることを、理屈でなく感性で理解した。

社会的にいろいろ問題が取り沙汰されているけど、こういうカメラを届けてくれるオリンパスを私は応援します。
ガンバレ!!



先日は体調不良でご報告できなくて、実は今日も更に体調悪かったりするのですが、思わず買ってしまいました…PEN-FT…
全くの衝動買いです…

先日、ビオゴンを買いに行くために新宿の魔窟(と個人的に思ってる)、マップカメラを訪れ、下取り価格がビオゴンの販売価格を上回ることが予想されたので、MフォーサーズかMマウントでちょうどいい値段の出物がないかな~…と物色していたら、やけに外観のきれいなPEN-FTが…
値段も手頃、モルト劣化やファインダーくもりが記載されていたけど、この年代のカメラならそれくらいは目を瞑らなければ…
PENは以前から気になってはいたけど、大抵外観の傷みの割に高価だったり(レンズ含めると結構いい値段だったりする)、ハーフサイズという特殊性から、中々手が出せませんでした。

というより、手を出してしまったら、また新たな世界が開けてしまいそうで怖かった…(笑)
てことで、開いちゃいましたよ…新しい世界…(爆)

手にしてわかったのですが、PENって110オートのようにもっとオモチャっぽいカメラかと思ったのですが、予想以上に造りがしっかりしている。
これは愛好者が多いのも頷ける。
そんな造りです。
決して安かろう悪かろうではない、本気でこのサイズで良いカメラを造ろうという意気込みを感じる。

一番気に入ったのは、その手に持った時の手に吸い付くというのか、手にフィットする感覚。
当時のカメラというと無骨な角張ったカメラが多かったと思いますが、その時代にこれだけスマートで極力突起物を廃したデザインはきっと秀逸だったのではないかと容易に想像できる。
というか、今でも通用するデザインですよ…これ…
おそらくサイズ感を含めたデザイン性の高さは、ライカMシリーズを越えてると言っても過言ではないと思う。
何しろ手にしてシャッターを切りたくなるデザイン。

てことで、最近のカメラって撮る楽しみをスポイルするような先進機能満載のものが多くて少々うんざりしていたのですが、改めてこういうカメラを手にして、やっぱりカメラのデザインって大切なんだな~…としみじみ思うのでした。

PENの作品は現像の都合もありますので、お披露目するのはしばらく先になると思いますが、写り等々含めまたのちほどお話しま~す。

by ki_ex | 2013-08-18 23:24 | 身のまわりの物 | Comments(2)

Commented by nama3 at 2013-08-20 05:49 x
先日、友人に誘われて、「PENスケッチ展」という写真展に行ってきました。
店番の人の説明をお聞きしながら、見せていただいたのですが、「あなたも
是非」と言われて、ちょっとグラっと来そうになりました。展示してあったpen
をすこし触らせてもらったのですが、本当に、このボディの作りは、いいですね。
おめでとうございます。作品、楽しみにしています。
Commented by ki_ex at 2013-08-20 23:14
>nama3さん
ありがとうございます!
実は私もPENに興味持ち始めたのは、去年渋谷のルデコで開催されていたPENスケッチ展だったんです。
あそこで観てハーフでもこれだけ撮れるというのがわかって、面白そうだな~ってずーっと気になっていたのです。
ただ、古い個体ばかりですから、まさか本当に手を出してしまうとは思ってなかったのですが…(^^ゞ
ここ数日、毎日のようにちょこちょこ持ちだして使ってますが、ホント楽しいですよ~♪