それでも花は咲く

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OLYMPUS PEN-F & M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
撮影日時 2017年06月23日 11時07分36秒





どんなに土地が汚されようと、それでも花は美しく咲く。


避難指示区域が解除されて1年ほど経った頃に訪れた南相馬市の景色です。
そこら中に立ち入り禁止のバリケードがあったり、あちこちで重機が工事してたりはしていましたが、とっても自然豊かで美しい地でした。
この美しい地を、放射性物質で汚してしまったのですよね…

除染が進んだとはいえ、すべての土地で完璧に除染できるわけもなく(すべての土を掘り返すわけにはいきませんから…)、場所によってはまだ線量の高い場所はあるかと思います。
同じ時期に避難指示区域が解除されたお隣の浪江町では、当初2万2千人いた住民が、解除後に戻ってきたのは1千人あまりとのことです。
戻らない理由はいろいろ人それぞれあるとは思いますが、やはり「理屈では健康上問題ない」と言われても、そうそう理屈で割り切れるものではないですよね…

ということで、震災から10年の節目ということで、本来なら2日に1回更新のところを特別に3日連続更新させていただきました。
あまり愉快な写真ではなかったと思いますし、特に実際に被災された方にはトラウマを呼び覚まされてしまったのではないかと思いますが(本当に申し訳ございません…)、この原発の問題だけは風化させたくないとの思いから、投稿させていただきました。

2002年にすでに10m以上の津波の到来が予見されていながら何ら対策を取らなかった東京電力幹部、国家中枢、そして、そうして作られた電気によって安穏と暮らしていた私自身を私はやっぱり許すことができません。
なので、この原発の問題については、これからもしつこくこだわっていきたいと思っています。

by ki_ex | 2021-03-12 23:24 | | Comments(0)