壁と青空 ~足尾の印象 その9~

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OLYMPUS E-300 & ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5



シャッタースピード 1/400
絞り F6.3
撮影モード 絞り優先
露出補正値 -1.0EV
感度 ISO100
焦点距離 14mm(35mm換算28mm)
測光方式 評価測光
記録方式 RAW
現像処理 SILKYPIX Developer Studio 3.0
WEB最適化処理 Photoshop Elements 5.0


足尾の街並みを特徴付けるもののひとつに防火壁があります。
木造住宅が密集していたためと、近くに精錬所など、火災が起きやすい工場が多いためだそうで、古い住宅地を見渡すと、ブロックごとにところどころこのようなレンガ造りの防火壁が見られます。
この地がかつて一大工業地域であった名残でしょうか。

寝不足で体が硬くなっていたせいか、背中の筋を痛めたようです…
今朝方7時前に就寝するも、10時には起こされ、天候の悪さも手伝ってだらだらとしていたのですが、うつぶせの姿勢で本を読んでいた私のふくらはぎに乗っかって転寝していた松吾郎をどかそうと後ろを振り返った瞬間、「ピキッ…」…
今、首筋から背中にかけてがとっても痛いです…

そんな状態でしたので、今日は家の中でカメラの能力を量るべく、簡単なテスト撮影を行ってみました。
よくよく考えたら今所有しているE-300とE-410、それぞれ絵の傾向等じっくりと同じ条件下で比べてみたことがなかったので…

それぞれ感覚的にはつかんではいたのですが、このようにちゃんと環境を整えてみると結構理解できていなかったことがたくさん発見できて、大変勉強になりました。

まずは色の傾向。

今までの感覚だと、どちらかというとE-410のほうが鮮やかな発色をするように思っていたのですが、実際にはE-300のほうが彩度が高めになる傾向にあるようで、こってりした印象の絵になりやすいようです。
ただ、緑の発色だけに絞るとE-410のほうが鮮やかで透明感があって、とても好ましい発色をします。
E-300はちょっと渋めの緑になりやすいので、緑をきれいに見せたいと思ったらE-410のほうがいいかもしれません。

次は高感度特性。

ここで意外だったのが、E-300のISO400とE-410のISO400とではそれほどノイズレベルに差が見られなかったこと。
長時間の露光時ではE-410のほうが圧倒的に有利のように思われますが、これはちょっと意外でした。
条件にもよると思いますが、日中にシャッタースピードを稼ぐために感度を上げるのでであれば、E-300でも充分ISO400までは使えそうです。

また、NeatImageというノイズ低減ソフトを使うと、E-410のISO1600でも充分に使える絵に仕上がることもわかりました。
ただ、NeatImageは絵によってはつるつるぺたぺたでもやっとした絵に仕上がることがあるので、この方法は万能ではないと思うのですが、いざというときには使えそうです。

これ以外にも、現像ソフトの違いによる仕上がりの違いも試してみました。

私がいつも使っているSILKYPIXはノイズ除去についてはいまひとつの結果(ただし、条件を統一するためにノイズ除去の設定はデフォルトを使ってます)ではありますが、階調がなだらかで細かいディティールがつぶれることなくきれいに再現されます。
オリンパスの標準ソフトであるOLYMPU MASTERでは、ノイズはきれいに除去されるものの、コントラストが強めになる傾向にあるようで、ちょっとのっぺりした絵になりがち。
面白かったのはカメラによる現像で、これはE-300、E-410双方とも、予想以上によい仕上がりになりました。
同一条件、同一設定下でのみ言えば、仕上げはカメラ任せにしてしまうのが一番のように感じます。

惜しまれるのは、カメラによる現像ではあまり思い切ってパラメータ変更ができないことと、現像処理がどうしても1枚ずつになるため、面倒くさいこと。
試してはいないのですが、しっかりと調整されたSILKYPIXでの仕上がりのほうがきれいに仕上がりそうですし、一枚一枚見比べながらパラメータ調整をして一気に現像処理できる操作性の高さはSILKYPIXに一日の長があるように感じます。
ただ、これだけカメラでの仕上げがいいのであれば、条件によっては初めからJPEG撮影してしまうのも手かもしれません。
後の処理に手間がかからないですし…

そのほかにもいろいろ試してみて初めてわかったことも多く、今後の撮影に活かすことができそうです。
なので、早速明日にでも試してみたいと思うのですが…明日も天気は悪いようですね…

by ki_ex | 2007-09-30 01:21 | 街並 | Comments(2)

Commented by MAG at 2007-10-05 02:11 x
壁というのは、なんとなく重厚感と寂寥感を感じてしまいます。
歴史的に見ても「壁」は防御の為に造られたコトが多かったように思います。ローマ然り、万里の長城然り、ベルリンの壁然り。
でも、壁にはその分、とても閉塞感も感じるのですね。
壁の中の閉塞感とその外の開放感が滲んでくるようなお写真だな~としみじみと思いました。

それにしても、空は分け隔て無く在るのが何だかすごくホッとします。
Commented by ki_ex at 2007-10-05 04:26
>MAGさん
空は分け隔て無く在る…とっても詩的ですね~^^
壁は「守るもの」であると同時に「隔てるもの」。
それでも、どんなに隔てたところで「お天道様はお見通し」というところでしょうか。(笑)