ひとみ
シャッタースピード 1/250
絞り F3.5
撮影モード プログラム
露出補正値 ±0.0EV
感度 ISO640(Auto使用)
焦点距離 200mm(35mm換算400mm)
測光方式 評価測光
記録方式 RAW
現像処理 SILKYPIX Developer Studio 3.0
WEB最適化処理 Photoshop Elements 6.0
ISOオートをはじめて使ってみたのですが、動き物にはこれはいいです…
今回はプログラムオートでの使用でしたが、絞り優先オートでも、天候がころころ変わったり、日向と日陰を行き来する動体を狙うには有効と思われます。
ちなみに、この機能、マニュアル露出でも使用でき、その場合、絞りとシャッタースピード固定のオートみたいな使い方ができるのですが、残念ながらペンタックスのカメラのような完全な「オートモード」ではないので、露出補正ができません。
ファームアップでこのあたりができるようになると更に良いのですが…贅沢ですかね…
ISOオートの上限は640に設定していたのですが、この微妙な数値にしたのは、以前、高感度テストをしたときに、コントラストの浅い昼間の被写体でぎりぎり我慢できるレベルだったので、この数値にしてみました。
案の定、上限値での撮影でも問題ないような気がします。
目を皿のようにしてようくみると若干ノイズが乗っているのと、階調も若干つぶれ気味ではあるのですが、解像感は損なわれていませんので、これくらいがちょうどいいかと思われます。
かねてからE-3は高感度特性が向上したとお伝えしましたが、ノイズについては大体上記の640くらいまでなら問題ないように思えます。
640を超えると徐々にノイズが目立つようになってきますが、E-3の特徴で、ノイズは増えても解像感はあまり損なわれないので、かなり条件は限られてくるとは思いますが、場合によっては1000を超えても実用に耐えられるかもしれません。
RAW撮りならその後のノイズ除去の処理さえうまくやれば、結構見られる絵になると思います。
ちなみに、感度が上がっても解像感が損なわれにくい傾向はこれまでのオリンパス機でも見られました。
以前、E-330で間違えて感度を1600に設定したのに気が付かずに撮影してしまったことがあったのですが、被写体の輝度差が激しかったこともあり、ひどい状況に…
ですが、現像の際にモノクロで仕上げてみたら結構いい絵になったということがあります。
中にはノイズ感が圧倒的に減少してパッと見きれいでも、解像感が損なわれてしまうカメラもあるようなので、まあ、このあたりは好みの問題だとは思うのですが、素材としての質を考えるとオリンパスのカメラの傾向は歓迎できるのではないでしょうか。
もっとも、EOS 1D MarkⅢのISO1600のサンプルを見たときは、「もっとオリンパスにがんばってもらわねば…」と思いましたが…(笑)
「高感度に自信あります」とメーカー自身がアナウンスしているD3はどうなのでしょうね~…
一度使ってみたい気もしますが、ボディだけでE-3と松レンズが買えてしまう値段では…
しかも、D3ではレンズもそれなりのもの(新しく出たFXフォーマット対応を謳ったレンズとか…)でなければレンズの性能がついてこれないようですので、そうやって考えるとE-3とフォーサーズのレンズシステムってものすごくコストパフォーマンスは高いのかもしれません。
by ki_ex | 2007-12-25 00:39 | 動物 | Comments(4)