夜がくる

f0121181_1172553.jpg
OLYMPUS E-420 & ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8



シャッタースピード 1/30
絞り F2.8
撮影モード 絞り優先
露出補正値 -2.0EV
感度 ISO800
焦点距離 25mm(35mm換算50mm)
測光方式 評価測光
記録方式 RAW
現像処理 SILKYPIX Developer Studio 3.0
WEB最適化処理 Photoshop Elements 6.0


仕事が遅くなってしまったのもあるのですが、朝の大雨で満足に朝の撮影ができなかったので、帰りしな久々に夜景スナップを撮っていたらこんな時間になってしまいました。
E-420が思いがけず夜景向きということがわかったので、つい…

ということで、今日はこのあたりをお話しようと思うのですが、その前に先日の記事で訂正です。

先日、E-420でもスーパーコンパネの最後に操作したカーソル位置を覚えていてくれないと書きましたが、これは間違えであることに今日気がつきました。
先日撮影していたときは、何度かカーソル位置がデフォルトのISO感度設定に戻っていたような気がしたのですが、どうやらこれは私の先入観から来る勘違いだったようです。
大変申し訳ございませんでした。

…というより…ちゃんと改善してくれていたのですね~っ!
E-410で初めてスーパーコンパネを使ってみて、すごく使いやすいと思いながらもこれだけが不満点だったのですが…

改めてE-420を手に入れてよかった…と実感できました。
本当にオリンパス様様です。
どうせならこの勢いに乗ってファームアップでAF/MF一発切り替えを…(笑)

ということで、いよいよ本題に入りたいと思います。

先日は操作性の面であれこれ感想などを書き連ねましたが、今日は多くの方が気になるであろう画質などを…

ちなみに、ここから書く内容はあくまでも私の私見ですので、私がRAW撮り主体でSILKYPIX現像という、ちょっと一般的ではない環境であることを先にお断りさせて頂きます。
このあたりをさっぴいて参考にしていただければ…

で、E-420の絵を見て一番最初に感じたのは、とにかくノイズレスということ。
この点については、おそらくE-3以上ではないでしょうか。

オリンパスの絵は撮像素子が小さいという構造的な要因もあると思いますが、メーカーの絵の仕上がりに対する考え方もおそらくは「ノイズを無理に消すよりも極力ディティールを残す」という考え方であったように思います。
このために、E-3で飛躍的に高感度特性が良くはなったものの、他社同クラス対比ではかなり出遅れ感があったのも事実です。

E-420ではこのあたりにかなり力を入れていることが伺え、少なくともISO400までならほとんど問題なく使用でき、夜景でも条件が揃えばISO800でも使えます。
まだ試してはいないのですが、この分であれば、光量がある程度確保できる昼間の暗所くらいでしたら、ISO1600でも実用になるのではないでしょうか。

これは思わぬ嬉しい誤算です…

ちなみに、私の感覚で行くと、E-3では夜景でISO320までが条件を選ばずに許容範囲、昼間ではISO640、条件が揃って夜景でISO500、昼間でISO800くらいでした。
E-410に至っては、夜景の条件選ばずがISO200、昼間でISO400、条件が揃って夜景ISO400、昼間ISO800くらいで、それでもISO400を越えるとディティールが失われがちになるので、ほとんど使うことはありませんでした。

そのことを考えると、E-420ではE-3対比で約1/3段、E-410対比で丸々1段は余裕がある計算になります。(あくまで私の感覚ですが…)

もっとも、まだまだ使い込めていないので、このあたりはもう少しじっくり検証する必要があると思いますが、E-410から比べると飛躍的に向上しているのは確かだと思います。

また、相変わらず無理なノイズ消しでディティールが失われることも少ないので(というか、RAWの段階で実感できるので)、小手先で画像エンジンのチューニングだけでノイズレスを実現しているのではなく、純粋に撮像センサーの質が向上したということなのではないでしょうか。

ただ、その反面、若干コントラストが強めになる傾向はあるようです。
私がノイズ除去を使わずにノイズを目立たなくする方法で、暗部をトーンカーブでつぶしてコントラストを強めにして、暗部に出るノイズを消すテクニックが多少デフォルトで効いてるような…
もっとも、コントラストが強めに出る傾向はE-410でもありましたので、E-410やコンデジからの乗り換えでしたらそれほど気にならないかもしれません。

色の出方については、良くも悪くもE-410の傾向を踏襲しているような気がします。
先にも述べたコントラストが強めに出る傾向と、色が若干派手目になる傾向。
いわゆるパッと見きれいに見える仕上がりというような感じで、多くの入門機と同様の傾向は感じました。
ただ、これはあくまでもE-3と対比したときの話なので、その分を差し引けばこれまでのオリンパス機同様の仕上がり感で、安心して使うことができると思います。

で、E-410/510で話題に上がった白とびですが…
E-410で発生していた「突然飛んで不自然になる」ということは今のところ確認できていません。
ただ、それではダイナミックレンジが拡がったのか、というと、このあたりはちょっと難しそうです。
E-410での「嫌な飛び方」は見られなくなりましたが、相変わらずリバーサルフィルムのようなレンジの狭さは感じます。

もっとも、これがあるからパッと見がきれい、ということもいえるのですが…
このあたりは好みの分かれるところでしょうか。
ちなみに、私は嫌いではありません。(笑)

また、E-410で私が気に入っていた、白飛び寸前の白の階調の粘りについては、こちらも引き継がれているような気がします。
E-410では、確かに白飛びしやすい傾向にはあったものの、白飛びするすれすれのところでの階調の粘りはとてもきれいだったのですが、これも健在のようです。

全体的には、E-410の特徴を残しつつ、E-410で感じられた若干の雑味が取り除かれた、という印象でしょうか。
このあたりについては、E-3と似た傾向かもしれません。
絵の仕上がりについては、多分に個人的好みが絡んでくるので、一概にこれが良いことかどうかは断言できませんが、私にとっては歓迎できる傾向であると感じます。

おそらくはE-420の絵作りは、特にあれこれ気にすることなく、誰でも「きれい」と感じられる仕上がりになるように感じます。
これは入門機によくある傾向ですが、E-410が同様の傾向ながら若干の癖があったのに対して、E-420ではそれが感じられませんので、真の意味で誰にでもお勧めできる絵作り、ということが言えるのではないでしょうか。
このあたりはE-3とは異なる点かもしれません。

ということで、感じたままをついだらだらと書き連ねてしまいましたが、結論から言うと私の好きなオリンパスの絵作りはそのままに、細かい点をまじめに改善した、というところでしょうか。
E-3とは対象とするユーザーに合わせて明確に差をつけていると感じられますが、基本的な傾向は大きく変わることはないですし、なんといっても一番大事な、「私の好みに合う」という点では全くずれていませんので、操作性の面でも仕上がりの面でも、本当に「私のために造ったのでは」と錯覚してしまうほどです。(笑)

またまたこんな時間になってしまいました…
明日はAFについてちょこっと…

by ki_ex | 2008-06-13 02:51 | 街並 | Comments(2)

Commented by gonzour at 2008-06-13 19:53
リサイズしてるとはいえISO800の画像ノイズレスでいいですね!
過去機種含めて420が一番ノイズレスってことになるんでしょうかね~^^
Commented by ki_ex at 2008-06-14 01:01
>ゴンゾーさん
他社の高感度に定評のあるカメラに比べるとちょっと苦しいかもしれないですが、フォーサーズ機の中では間違いなく一番だと思います。^^
他社でもAPS-Cフォーマットでしたら遜色ないんじゃないか…というくらいですので、これはお勧めですよ~
夜景撮りが楽しくなりそうです。